引越しの見積もりを複数の業者に依頼することで
多くの会社から見積もりが届きます。

この見積もりの内容を元に引越し業者を決定していく
わけですが、ひとつの会社に依頼するということになるので
他の見積もりを出してくれた業者は断ることになりますよね。

この引越し業者から見積もりをもらった後の断り方って
一度会ったことがある営業マンに言うのは気まずいです。

しかし、引越しの見積もり自体は無料のサービスですが、
業者にはたくさんの手間がかかっているからこそ
誠意を持ってお断りの連絡をいれた方がいいでしょう。

引越業者の断り方のポイントは何?

1、断るときにははっきりと意思を伝えること

業者に断リ方のポイントとしては、きちんと理由を理由を言うこと、
契約できる可能性があると思わせないことが大切になります。

契約できるかもと思わせてしまう言葉としては
こんなサービスがあったから、料金がいくらだったから、
などの条件面によって業者を決定したと言ってしまった場合です。

条件が合わなかったのであれば、その業者さんよりもお安くします。
その条件にプラスしてこちらもサービスします。と言われてしまいます。

断ることが目的ではなく、あくまで交渉したいのであれば有効ですが、
断り方としてはよくありません。

断りの意思が固いのに業者に期待を持たしても迷惑なので
業者が納得せざるを得ない断り方をしましょう。

2、断るのはできるだけ早めにすること

引越し業者はあなたの引っ越しに対して出した見積もりは
有効期間内であれば他の予約を入れることができません。

日程やトラック、スタッフのスケジュールなど
抑えている状態になります。

態度の悪い引越し営業マンなども中にはいますが、
ほとんどの人は無料の見積もりでもきちんとした
誠意のある対応をしてくれたはずです。

引越し予定日が迫っている状態での見積もりを
してもらったのであればなおさらですが、見積もり段階で
あってもできるだけ早く断りの連絡を入れることで業者としては助かります。

他のお客さんの予約を入れることができるからです。

見積もりを出してもらってから一定期間を過ぎると業者から
どうなっているのかの確認電話が必ず入ります。

これはどんな仕事でもそうですが、依頼してくれるのかどうか
はっきりして欲しいですし、依頼を決めかねているのであれば、
サービス、料金など、どの部分で依頼を決めかねているか知るためです。

業者から電話がくるまで何も考えずにいると、
長電話になってしまったり、待たせたことによって業者には迷惑がかかってしまいます。

引越業者に断りの電話をする時の注意点

引越業者にいざ断りの連絡をしようと思っても
自分の見積もりを担当してくれた営業マンに言うのは気まずい。

そういう場合には、引越業者の営業マンが一番
外にいる事が多い日中に連絡を入れることがおすすめです。

態度が悪かった営業マンに対してお断りと伝えるのは
言いやすいかもしれないですが、引越しに対してのアドバイスや
見積もり時の丁寧な対応をしてくれた方であれば気まずいのは仕方ありません。

営業マンの携帯電話や直通電話ではなく、代表電話に連絡を入れましょう。
事務員さん全員が他の電話に出ている場合には担当営業マンがたまたま
電話に出てしまう可能性がありますが、可能性は低くなります。

ですが、地域密着型の引越し業者などの場合には、
代表電話にかけて担当営業マンが出てしまうことはよくあります。

そんな時の為にお断りの言葉はあらかじめ用意しておくと
スムーズに電話を終えることができるので考えておきましょう。

そこで、断り方としておすすめの方法をいくつか例を挙げてお伝えしたいと思います。

断る時に使える断り文句の例

引越し業者に対して断りの連絡を入れる場合には、断り文句として
様々な言い方があります。

・ストレートな伝え方の例

ストレートに○○○という業者に決めたのですが、
もう気持ちは変わりません。この度は丁寧な対応を
して頂いたのにすみませんでした。

こういったストレートな伝え方もあれば、
嘘をつくことになりますが、引越業者は聞き慣れている
定番の断り文句を伝えてスムーズに断ることもできます。

・定番の断り文句フレーズ集をご紹介

ここで紹介するのは定番の断り文句なのですが、
使わない方がいい断り文句も紹介しています。

参考になればと思います。

・知り合いに紹介された業者にしました

知り合いや友人、親の紹介によって他の業者に
決めましたという断り方です。

これは良く使われている断り文句で、不動産賃貸の営業マンも
良くお客さんから言われる断り方です。

ですが、これを言われると、
じゃあ最初からそこに依頼しておけよと思われるでしょう。

単純に料金やサービスの比較をしたかっただけで
最初から決める気などなかったんだと業者はとても嫌な気持ちになります。

・引越し自体がなくなってしまった

この理由は業者の営業マンも事務員さんも聞き慣れている理由ですが、
引越しがなくなったと言われたら何も言えないので有効な断り文句です。

部屋を借りるお金が足りなかった、会社での異動がなくなった、
親に引越しを反対されてしまったなどの情報を付け加えるのもいいですが、
大抵の場合には
「この度は見積もりをして頂き有難うございました。
 申し訳ありませんが、引越し自体がなくなってしまったのでお断りさせて頂きます。」

このように伝えるだけで、もう何も言ってこない事がほとんどです。

・不動産会社の提携業者に依頼しなければいけなくなった

家を買った場合でも引越しの提携業者はあったりしますが、
賃貸で物件を借りる場合にも提携引越業者を使ってください
という事が近年増えています。

提携業者に頼む必要があったのでお断りしますという理由も使いやすいです。

あくまで自分は見積もりをして検討をしていたけど、
仕方のない理由によって断るという伝え方ができます。

業者はこういった断り文句も「どうせ嘘だろう」と
すぐに分かりますが、丁寧に言えばまったく問題ありません。

まとめ:

近年では引越業者の競争もどんどん激しくなってきていて、
見積もりをとても丁寧にしてくれるだけでなく、お米をくれたり、
洗剤をくれたりと料金が下がるだけでなく様々な特典がついてきています。

しかし、これらは業者の企業努力ですので、
当たり前だと思わずに見積もりという便利なサービスを
利用してお得な引越しができるお礼として依頼しない業者にも丁寧に断りましょう。