引越し業者の繁忙期は3月~4月になっており、
引っ越しをする人が多い時期なので見積もり金額は他の月と比較して高くなります。

そのため、5月に引っ越しをしようと考える人は多いようですが、
この時期の引っ越しについても注意すべき事があります。

実は4月末ぐらいからゴールデンウィークに入る年が
ほとんどなので、特に4月から5月初旬の連休の間は見積もり金額は高くなるのです。。。

ゴールデンウィークの事だけではなく、
5月の引っ越し料金を安くするにはいくつかのポイントがあります。

それを知らないと余分に引っ越し料金がかかり損をするかもしれません。

この記事では、5月に引っ越しを考えている人が
すぐに実践できる引っ越し料金を安くするコツを紹介しています。

5月の引っ越し費用相場は高い?

5月の引っ越し費用の相場としては、
3月から4月の繁忙期に比べると安くはなります。

しかしながら、ゴールデンウィークの間は
繁忙期レベルの見積もりが提示される事もあります。

ゴールデンウィークの期間中は
繁忙期に近い金額になる事もあるので見積もりは高くなりやすいです。

世間が連休のタイミングだと家族に手伝ってもらえたり、
繁忙期を避けてゆっくり引っ越しができるのではないかと
考える人が多いため人気は高いです。

単身と家族での引っ越しの費用相場を業者ごとに紹介

5月の引っ越しをする際の距離と世帯別の
引っ越し料金の相場について業者ごとに調べてみました。

近距離(約50km未満)

引越し業者 単身引越し1R、1K 家族3人引越し 2LDK、3LDK
サカイ引越センター 46,832 84,525
アリさんマークの引越社 41,290 75,152
アート引越センター 40,652 71,892
ハート引越センター 27,210 61,526
アーク引越センター 29,475 62,312

中距離(約200km未満)

引越し業者 単身引越し1R、1K 家族3人引越し 2LDK、3LDK
サカイ引越センター 64,571 145,682
アリさんマークの引越社 82,587 115,879
アート引越センター 75,847 155,462
ハート引越センター 48,751 102,205
アーク引越センター 43,528 104,528

長距離(約500km未満)

引越し業者 単身引越し1R、1K 家族3人引越し 2LDK、3LDK
サカイ引越センター 91,182 185,710
アリさんマークの引越社 93,520 155,215
アート引越センター 79,580 165,789
ハート引越センター 61,570 135,600
アーク引越センター 63,527 125,840

例えば中距離の引っ越しの場合だと、
上記のとおりアートが155,462円、
ハートが102,205円となっていて、差額は5万円以上です。

いい感じの家具や家電を購入できちゃうような差額ですよね!

引っ越しはトラックの大きさ、人件費、時間、引っ越し日の需要によって
大きく値段が変わってきますが、大手の場合にはさらにCMやネット広告などの
広告費用もかけています。

また人件費も人を多く抱えている分、中小引っ越し業者よりもかかっています。

そのため引っ越しの見積もりの仕方を間違えると
業者の言い値で引っ越し費用が高額になってしまう可能性が高いのです。

引っ越し費用は中小も大手も含めて複数の業者に見積もりをすると
業者同士で競争してもらう状況を作れるので価格を下げてくれますよ。

5月の引っ越し日で安い日やおすすめの日取りは?

大安などのお日柄の良い日、
土日、祝日によって引っ越しをしたい人の数は異なります。

日取りを決めていくなら安さを重視して決めてもいいですし、
お日柄や土日祝でもいいから自分の希望日でなるべく安く引っ越しする
という事を重視してもいいでしょう。

どの日に引っ越しをするかで大きく見積もり金額は
変わってきますので参考にしていただければと思います。

5月の引っ越しで一番安くなる日は?

・5月7日~10日
・5月13日~17日
・5月20日~23日
・5月27日~29日
・5月31日

これらの日程は全て平日です。
お日柄も大安ではなく、休日でもないので見積もり金額が安くなります。

引っ越し需要の少ない日になるため、
もっとも安い金額で引っ越しができる日です。

5月の引っ越しで少し料金が高くなる日は?

・5月11日~12日
・5月18日~24日
・5月25日~26日
・5月30日

これらの日程は土日と大安の日です。

ゴールデンウィークと比較すると安いですが、
お日柄が良く縁起が良いという事で大安を選びたいと思っている人は今も多いです。

需要が高いために引っ越し件数は多いので
金額にも反映されて少し高くなる日程です。

5月の引っ越しで一番料金が高くなるのは?

やはり、ゴールデンウィーク期間中です。

2019年の場合ですと、
5月1日~5月6日ということですね。

このタイミングは3月、4月の繁忙期を避けようと考えた人や
新生活は始まっているけど、実家などから通勤、通学などをして
ゴールデンウィークに引っ越しをしようと考える人などで人気があります。

大型連休なので引っ越しをする人の数が多く見積もり金額が高くなり、
3月や4月に近い金額が提示される事もありますよ。

ゴールデンウィークでの引っ越し価格を安くするには?

ゴールデンウィ―クの引っ越し費用は
繁忙期レベルの価格になりますが、最低でも3~5社に業者見積もりを
すれば極限まで安くすることが可能です。

これは5月の土日や大安の日の引っ越しでも、
平日の引っ越しでも同じく、業者見積もりを取ることで
簡単に引っ越し費用をお得にすることができます。

ゴールデンウィークを避けての引っ越しがお得

引っ越しの見積もり金額が高くなりがちな
ゴールデンウィークですが、他にもデメリットがあります。

近距離の引っ越しであれば問題ありませんが、
違う都道府県への引っ越しなど長距離の場合には渋滞によって
大幅にスケジュールがずれてしまう事も考えられます。

ゴールデンウィークは全部休みで時間がある人なら
それでもいいかもしれませんが、なるべくスムーズに終わらせて
ゆっくりしたいところですよね。

5月引っ越しを安くするための5つのテクニックは?

5月は連休がある事によって日によって
引っ越し料金はかなり異なってきます。

大安を避けた平日に引っ越しが出来ると一番安くなりますが、
ゴールデンウィ―クや土日しか引っ越しができない人もいますよね。

そこで、5月のどの日程であっても、引っ越し料金を
安く抑えるための5つのポイントについて紹介していきます。

複数の業者に競争してもらう

引っ越しの料金は数社に見積もりをしてから、
簡単な値段交渉をするだけで、とってもお得な金額に下がります。

値下げなんてやりにくいって思う人も安心してください。
引っ越し業者さんは普段から他社との競争をしていますので、
交渉されないなんて思っている業者さんはほぼいません。

やり方は単純です。

まずは見積もりを出してもらって、各社に料金を出してもらいます。
その上で、他社の〇〇業者さんはもっと安かったのでそちらに決めたいと思います。

このように伝えましょう。

その金額が相場としておかしくはない限り
上司に確認してみますので少々お待ちくださいと言われます。

私が家族引っ越しを実際に依頼した時にも
2番目に安かった業者に対して上記のように伝える事で
他社より約5万円お得に引っ越しすることができましたよ!

日程が決まったら業者に相見積もりをとる

ほとんどの業者が引っ越し日の2か月程度前ぐらいから、
見積もりをして予約をすることができるようになっています。

業者によっては3か月前からという会社もありますので、
なるべく引っ越し日の2か月~1カ月前までの間に見積もりをするのがおすすめです。

引っ越し日の2週間前や1週間前ぐらいになると
業者のスケジュールが埋まっていて、値下げ幅が少なくなったり、
最悪の場合は希望の業者に依頼できないという事にもなりかねません。

繁忙期であれば2か月前に業者を確保しておく方がいいでしょう。

5月のゴールデンウィ―ク以降の6月などであれば1カ月前までに
見積もりをしておくといいですね。

複数の業者にわざわざ連絡して相見積もりをするのは大変なので、
引っ越し料金の相見積もりは無料で利用できる
一括見積もりサイトを利用するのがおすすめです。

一括見積もりをするか、しないかで料金が5万円以上も
安くなっている人が大勢いますから利用しないと損ですね。

荷物をなるべく少なくする

引っ越し料金を安くする場合には荷物量も重要です。

梱包については業者にやってもらう場合は
大型家電や大型家具のみにしておきましょう。

小さい荷物は引っ越し業者に段ボールをもらって
自分で梱包しながら不用品の処分なども一緒にやっていき荷物を減らせるといいでしょう。

荷物はちょっとだけ減るぐらいでは料金に大きな違いはありませんが、
例えば大型家電や家具を不用品として処分して買い替える場合には金額も変わってきます。

ポイント還元を活用してお得に!

引っ越し業者での支払い方法ではクレジットカード決済などが
できる会社も多いです。引っ越し料金はまとまったお金なので
決済する時にもポイント還元を利用するとお得になりますよ。

例えば下記のように業者ごとで
利用できるカードは異なります。

あまり下記のようなカードを持っていないという人は
この機会に多くの人がもっている楽天カードを無料で作るのがおすすめです。

・引っ越しのサカイ
Pontaカード 200円ごとに1ポイント還元
楽天ポイントカード 100円ごとに1ポイント還元
dカード 100円で3ポイント還元
nanaco  200円ごとに1ポイント還元
エディオンカード 100円につき3ポイント還元
WAONポイント 200円ごとに1ポイント

・アート引っ越しセンター
楽天ペイでの決済で200円ごとに1ポイント還元
支払い元を楽天カードにする事で100円ごとにさらに1ポイント還元
ANAマイル 200円ごとに1マイル
JALカード 100円ごとに1マイル JMBのお得意様番号とマイル積算希望を伝える

・ハート引越センター
楽天カード100円ごとに2ポイント還元
Pontaカード 100円ごとに2ポイント還元

5月は賃貸物件も安く借りられる!?

管理人は以前引っ越しの仕事をしていた頃もありますが、
賃貸と売買の不動産営業をしていた頃もあります。

2月から4月までは不動産業界も繁忙期になっています。

この時期には賃貸物件を内覧しても、いいお部屋は内覧をしている間に
他の人に申し込みをされてしまうなんていう事も多くあります。

物件の数は多いのですが、いい物件は急がないと
びっくりするほどのスピードでなくなっていきます。

また、需要が多い時期なので、家主も礼金を高く設定していたりする場合もあります。

そんな状況も5月に入ると少し変わってきます。

敷金礼金0に条件を変更してくれていたり、
フリーレントといって1カ月間の家賃を無料にしてくれるなど
好条件で借りることができるお部屋が出てきたりもします。

家主の中には空室の期間が長くなってしまうと損なので
フリーレントを適用してでも早く入居してほしいと考える人がいます。

もちろん物件がとても立地が良くて
部屋が広くて賃料もいい条件などの場合には繁忙期と同じように
すぐになくなることが考えられますので注意は必要です。

掘り出し物件と言えるような物件が
不動産業界の繁忙期以降には少量ですが出てきますので
そういった物件に巡り会える可能性があります。

いざ引っ越しをしようとした時にはGW以降や土日を避けていくと
かなり引っ越し料金も見積もりで安くなりますのでお得です。

5月は繁忙期より安いけど、GWはなるべく避けよう

5月の引っ越しについては3月、4月の繁忙期と比較して
かなり安く引っ越しをする事ができるタイミングですがGWは違います。

ゴールデンウィークの期間中だけは
繁忙期ほどではないですが見積もり金額が高くなります。

どうしても連休中にしか難しい場合には
なるべく早めに引っ越し業者を確保しておきましょう。

早めに確保して業者に相見積もりすれば、
ゴールデンウィークでも引っ越し料金を最大限安く抑えることができます。

ゴールデンウィークに引っ越しをする場合には
当日の渋滞などでスムーズな引っ越しができないリスクもあります。

できる限り引っ越し料金をお得にして、
スムーズな引っ越しを行うためには、日程をズラせると一番いいでしょう。