一人暮らしをし始めると実家にいた頃とは
全然違うスピードでお金が減っていきます。

実家にいればほとんどお金がかからないので
好きな事にお金を使ったり、貯金もたくさんする事ができます。

そのため、一人暮らしをしてみたいと思ったり、
今までにした事があれば改めて一人暮らしではいくらぐらいの
生活費が必要になるのかを再確認しておくといいでしょう。

一人暮らしの生活費の内訳を確認

一人暮らしをしていく中でもっとも大きい出費になるのが家賃です。

毎月かかってしまう固定費の中で一番の出費ですし、
どれぐらいの賃料までが自分の収入に合っているのかは
多くの人が悩むポイントです。

一般的に収入と家賃の目安や割合としてよく言われているのが、
家賃は収入の3分の1という言葉です。

しかし、この3分の1という数字は昔から基準として言われてきましたが、
現在はインターネットの通信費やスマホの通信費などが必要になったりと
固定費も増えている状況です。

また、会社員の収入も減っている経済の状況から
今では収入の4分の1や5分の1がいいとされています。

それでは、4分の1で家賃を計算すると、
大卒での初任給を21万円として手取りは大体18万円ぐらいになります。

この時に適正となる家賃は4、5万円。
つまり約5万円ぐらいの家賃となります。

この家賃は東京などで部屋探しをする場合に都心からは
少し離れた場所での部屋探しをしないとなかなか難しいです。

私が現在住んでいる大阪の場合には便利で人気のエリアの
北区、西区、中央区などで部屋探しをしても築年数をそこまで
気にしなければ築15年から30年ぐらいの1Rや1Kで約5万円ぐらいです。

築15年以内になると約6万円は必要といったところです。

家賃をもう少し出して築年数の新しい物件で住みたいとなったら、
他の部分で節約すればいいですし、家賃を下げて新しい物件にしたければ
通勤や通学の経路から考えて検討できるエリアをいくつか出してそれぞれの
家賃相場を調べてみることがおすすめです。

こうすることで物件探しの幅はかなり広がります。

・食費

食費は1人の場合には2万円から3万円が平均とされています。

ただし、自炊をしていければ2万円前後で収められますが、
仕事があまりにも拘束時間が長かったりするとそれも難しい。

昼食を1か月間すべて外食にした場合には、1回の昼食を500円で計算
するとそれだけで1か月1万5千円が必要です。

ここに毎日の夕食の費用や会社での付き合いの飲み会費用
を足していくと食費だけでも3万円以上はかかることが分かります。

このあたりはいかに外食を減らしたり、飲み会の付き合いの
回数も減らせるようであれば多少は減らすことで節約が可能になります。

・水道光熱費

平均の金額は1万円ほどです。

内訳ですが、
電気・・・3000円から5000円

水道・・・1500円から3000円

ガス・・・3000円から4000円

これぐらいを見ておくといいですが、物件の設備や契約条件によって
少し異なってきます。水道代は固定で2000円から3000円の定額で
使った量に関係なくかかる物件などもあります。

水道代は毎日たくさん使用して1人暮らしであれば
1500円もいかないことも多いので定額の水道量は
損してしまうことが多いです。

電気代については冬場の暖房は電気代がかなりかかるので
11月から3月ぐらいまでの電気代は追加で5千円から1万円は見て
おくといいでしょう。

・携帯や通信費

これが昔とは違って負担になっているけど
今では欠かせないものですよね。

スマホの7000円から1万円前後の人が多いようです。
通信費は大体3000円から5000円ぐらいの人が多く、
スマホと通信費で1万5千円ぐらいが平均と言えます。

スマホの店舗に行っていらないオプションを外したり、
お得なプランを聞いてみてプラン変更を検討することで
こちらの費用は節約することができます。

また、今世間をにぎわしている格安スマホを検討するのも
いいでしょう。格安スマホも使用した事がありますが、料金が安いけど
特に不都合はありませんでした。

このあたりは機種によっても変わるとは思うので格安スマホの
レビューなどで口コミを見ていくといいでしょう。

・交際費

多くの人が友人と遊ぶ時の費用や恋人がいれば
デート費用が必要になるので交際費が発生します。

1回の交際費を平均5000円として、
月に4回で20000円になります。

・日用品、雑費

生活の中で必ず使うシャンプー、リンス、洗剤、トイレットペーパーを
始め様々な日用品が必要です。

こちらの費用の平均は10000円から15000円ほどです。

・被服費

洋服の費用は10000円ぐらいに抑えたいところです。
こちらは夏は薄着なので安くなって冬は厚着になるのと
マフラーや手袋、ブーツなどかかる金額は増える傾向があります。

男性、女性でも必要な金額は変わりますが
予算を考えて設定した方がいいです。

ここまでをまとめていくと
家賃・・・50000円
食費・・・30000円
水道光熱費・・・10000円
通信費・・・15000円
交際費・・・20000円
日用品、雑費・・・150000円

これで月のコストが14万円となります。

実際にはもっと服を買う人もいるでしょうし、
どうしても会社の付き合いが断りにくい状況で
もっと食費がかかる場合もあります。

これを参考にして自分が一人暮らしをする時に
かかる生活費を出してみましょう。

貯金をしていくには?

一人暮らしをしていく中で毎月同じ出費とは
限らず友人や親族が結婚などをしたらお祝儀も
必要になりますし、他にも思わぬ出費があるかもしれません。

また、できるだけ多く貯金をしておく事は将来の
為にもいいのでできるだけ貯金はしておきたいものですよね。

一人暮らしでの生活費の内訳は少し余裕を持たせて
1万円の貯金から始めてみてもいいでしょう。